施設の副施設長さんと座談会を開催しました

2019.09.05
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9月になりましたが、まだまだ暑い日が続いてますが、みなさん体調はいかがでしょうか?

少し前にはなりますが、7月に施設訪問をさせていただきました。

座談会の目的

介護問題に第一線で立ち向かっている方の支援・サポートという介護ナビの使命を、より実践につなげるため
介護現場で働く方々のお声を直接お伺いする機会を設け、信頼関係を一層深めようということで、座談会を始
めました。

四条畷の介護施設

記念すべき第1回目は社会福祉法人 山麓会 清滝らくらく苑の堀川副施設長に、お忙しい中を時間割いてい
ただきました。

清滝らくらく苑は四條畷市の国道163号線沿いにありますが、旧道に面しており、飯森山の文字通り山麓の
とても静かな環境にあります。
見るからに温和そうな堀川副施設長に出迎えていただき名刺交換の後、まずは山麓会と清滝らくらく苑に
ついてお伺いしました。山麓会様では清滝らくらく苑の他に地域密着型の特別養護老人ホームを2棟運営
されており、地域住民としての活動を常に意識して地域に根ざした活動を重視されているとのことです。
周囲の環境の良さを考えると、住みなれた地を離れたくない方々が多いのではないかと想像しました。
一方で都心の便利な地に住む家族にとっては距離的な問題があって敬遠されてしまうケースもあるそう
です。

施設としてはより多くの要介護4、5の利用者を受け入れられるよう、医療ニーズに対応できる体制を整える
ために、日勤看護師や医療的ケアスキルを持つ介護福祉士を強く求められています。ただ現実はなかなか
厳しく募集してもなかなか集めることができないようです。
さらに介護報酬の地域差補正倍率がこれに拍車をかけており、地元の人材が加算率の高い大阪市内に通勤して
いる厳しい現実をお伺いすることができました。

スタッフ育成にも力を入れておられ、人材もしっかり定着しているご様子。ただ近年は責任あるポジションを
敬遠する傾向が強いことをお話しをする姿に施設の責任者としてのお悩みが垣間見れました。

その他、介護現場のあるあるやご利用者様との関わり等、たくさんのお話をお伺いし、あっという間に
1時間以上話し込んでしまいました。これ以上お邪魔して業務に支障が出ては困られるので、最後に
記念撮影をして座談会は無事終了しました。

座談会を終えて・・・

堀川副施設長、長時間にわたって対応いただきありがとうございました。
郊外の施設ならではの課題をお伺いできて、とても実りある座談会でした。
介護ナビとしてはこのようなインタビュー記事等を通じて、登録いただいている施設の良い点をもっと
発信し、利用者様や介護人材の方々にアピールするお手伝いをさせていただきたいと、強く思いました。